コレステロールは、LDLとHDLの両方で成り立ちます。調和を保つことで健やかな体を維持することができるのです。測定値と共に、体脂肪量の指数も把握しておくと成人病の対応に効果的になります。体脂肪量の指数は太りすぎの判断基準となり、身長(m)×身長(m)÷体重(kg)で計算でき、基準は22です。
測定値に気を配りながら健康診断を受診し、自らの測定値に変わりがないかを見るだけでも、成人病などを防ぐことができるでしょう。健康を維持するためには正確な知識を把握していることが大事で、コレステロールについても基準値を明確に知る事が重要です。計測した値を比べて、中性脂肪やコレステロールの調和がとれているかどうかを把握することで成人病に対する対応ができるようになります。
一般的な基準値は、HDLは40より上、LDLは140、総コレステロールは220、中性脂肪は150より下である必要があります。この基準値から大幅にずれるようであれば、一度詳しく検診してもらう必要性が出てくるでしょう。
とりわけ、測定値が高い人は血中の脂肪分が多いことを示しており、高脂血症から動脈硬化、そして内臓脂肪症候群(メタボ)を発病させる危険性が高くなるので気をつけなければなりません。しかし、長寿の傾向にある人は、データ的に測定値が上がっている傾向があるので、高い測定値でも絶対的に悪いこととは言い切れません。