中性脂肪という言葉は聞いたことがあると思います。炭水化物や糖分、脂肪分が余分に摂取されると、体内に蓄積され、脂肪へと変わります。これが「中性脂肪」というものです。中性脂肪は体に悪いものというだけではなく、体温を保ったり、体内の臓器を外部による衝撃から守るクッションの役目を担ったりしています。
また、体を動かすためのエネルギー源にもなります。しかし、体に必要な栄養素である炭水化物やアルコールを摂り過ぎてしまうと、皮下脂肪として蓄積され、肥満やメタボの原因となってしまうこともあるのです。そして、余分な糖質によって肝臓でも作られるようになり、アルコールの摂取でも促進されます。
それから、内臓に付着すると、様々な臓器の障害を引き起こす可能性も高くなります。お酒を飲む際、つまみを取る人も多いことでしょう。この、つまみには脂っこいものが多いため、まさに、中性脂肪を蓄積させる好条件がそろっていると言えるのです。
特に、よくお酒を飲んだり食べたりする人は、バランスよく食べて適度な運動をしないと、そのうち大変なことになってしまいます。それから、年齢を重ねるごとに中性脂肪が蓄積されやすくなる、とも言われていることから、男性は30代、女性は40代になったら注意するべきです。一度、過剰に蓄積されてしまうと、消費するには相当な労力が必要となります。できるだけ余分には貯めこまないようにすることが大切です。