メタボ解消のための運動療法について説明しています
メタボリックシンドローム(メタボ)の対策・改善には、食事療法と運動療法をセットにして長く持続させることが大切。あまりに気負ってハードな運動を忙しい我が身に課したり、急激なカロリー制限で筋力を衰えさせたりは百害あって一利無し。運動も食事対策も気長に続けられそうなことを見つけてやることが大切です。ところで、メタボ=太った人という図式になりがちですが、メタボは皮下脂肪ではなく内臓脂肪が基準値を超えて過剰に蓄積している状態。お相撲さんは職業柄、わざと皮下脂肪たっぷりの体を作っていますが、メタボなわけではなりません。稽古での運動によって鍛えられたその体の内臓脂肪は意外と少ないのです。
メタボ対策として食事制限だけを必死にやっても確かに体重は減るかもしれませんが、筋力も低下し、かえって効率的な脂肪燃焼ができにくい身体になってしまいます。運動面だけをとっても、ハードな筋トレよりもむしろ緩やかな有酸素運動がメタボ運動としては理想的。若い人なら筋トレにも身体がしっかり付いてきてくれるでしょうが、中高年の方は、自分の身体と相談して、ゆるいフィットネスを心がけたいものです。早歩き気味の散歩を30分。週に一、二度やるだけでも違ってきます。またプールでの水中歩行や軽い水泳。これも身体への負担は少なく全身運動が出来るとして、メタボがささやかれる前から人気のフィットネスですね。あくまで無理は禁物。とくにメタボ度の高さをすでに自覚している人は血圧や心拍が正常値かどうか健診してから運動を始めたほうがいいでしょう。
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